曽爾高原の広大な自然の中で
幼児は、森のようちえんスタッフさん達と≪曽爾高原で森のようちえん≫
未就園児は親子でお散歩会
≪高原の青い絨毯で親子じかん≫
小学生は
国立曽爾青少年自然の家のスタッフさんによる≪曽爾キャンプ≫
大人達は、
≪自然と共に、つながる対話リトリート≫
自己と繋がり、他者と繋がるサイレントウォーク
いのちの食育「おむすびの会」
日が沈んでからは焚火ナイト
灯の温もり、木々に囲まれた空間で
生演奏≪癒しの森~焚火に集う夜の音楽会≫
本物の音に触れる感覚。
優しい音と歌声は生きている感じで
とても心地よい時間でした。
ゲスト講師に
ジャパンアウトドアリーダーズアワード2022の特別受賞者で
子どもたちにライジャケを!代表の
森重裕二さんにお越しいただき
お話を聞かせていただきました。
森重さんの想いはただ1つ…子どもたちの命を守る事
毎年水辺の事故で亡くなる子どもがいる。そのニュースを聞いて
「親はどうしてたんやろう?」と思っていませんか?という問いがありました。
子ども達が水辺で溺れる時にはどんな状況なのか。
ライフジャケットを着用することで助かる命。
子ども達に着用させるにも、数が足りない現実。
事実を知っていくこと。
知った後で自分の中でとどめない。
どう行動するのか。すごく考えさせられた時間となりました。
2日間濃厚なプログラムでした。
以下、フォーラムに参加した保護者による振り返りです。
↓↓↓↓↓
初対面の人たちとグループになり1時間話をせず森の中を散策。
サイレントウォーク
言葉が話せない分、周りの空気や距離を感じながら感覚で過ごす時間。
初めは周りを感じるぞ!と
始まったものの何かそわそわ。
違うな
まずは自分がしたい事(立ち止まってみる、石に座ってみる)をやってみる
そうするとそこからグループの空気が変わり
各々を感じながら
無理して合わせるでもないけれど
進んだり止まったり
お互いを感じながらその時間を過ごせた。
その場の振り返りで
風に揺れている感じ
気づいてないものに気づく感覚
自然と自分が一体となっている
言葉はいらない感じ
安心感の中で行動できた
影響し合っている
初めて会うのに信頼や安心感があった
と出てきた。
まさにそうだなーと思った。
散策中、ゴミが落ちているのに気づいたのにゴミ袋もってないし良いか、と流した自分。
ふと前をいく同じチームの人を見るとゴミを拾って持っていた。
あ、私が流した事を自然とやってる人がいる、と思った。
ゴミ袋、本当に持ってなかったかな私。とリュックをちゃんと探した。
小さいけど袋を持っていた。
私も道端のゴミを自然に拾える人になりたかったやん、と再確認させてもらえた。
思っているけどなかなかできない自分を認め、気づいたから今やる。を体感した。
その人が居たから出来た。
ありがとう。
ゴミ拾いしてるメンバーがいるのを知っていたけど拾わなかった人
知ったから拾った人、それぞれ。
そこをやるやらないは自分で決めてその時間を体験する。
フォーラム終わりにあの時間拾わなかったけどさっき拾った〜という人がいたと思ったら、私も。ともう1人。
影響し合ってるなぁ。
嬉しいなぁ。
言葉がなくても子供たちは感覚で繋がっている、を体感した。
この感覚忘れずにやっていこう。
(年長保護者 ワッキー)
2日目のリトリートは、おむすびの会でした。
森のようちえん「ウィズ・ナチュラ」 では年長になると、月1回のおむすびの会で一人一人土鍋からご飯を炊いて、おむすびをむすぶ。
自分のためにむすぶところから始まり、それが出来るようになると、自然と誰かの為に結びたい。という気持ちになるらしい。
以前はおにぎりと言っていた。
ようちえんでおむすびと聞くようになり
今では意識しておむすびと言うようにしている。
おむすび、のやわらかい響きがふんわり優しい感じがするからだ。
そしてぎゅっとかたいおむすびよりも、ふんわりしたおむすびがおいしい。好きだ。
おにぎりは、鬼を切る 昔話からきている
おむすびは 人と人を結ぶ
と聞いて、やっぱり、おむすびがいいなと思った。
前日サイレンウォークを一緒にしたご縁のチームのみんなで
お米をはかり、お米をさわる。
一粒一粒に神様が宿っている。
乾燥したお米を一粒食べてみる。
優しく、ボールのふちから水を注ぐと、水を含んだお米は
透明になって光る。一粒食べるとさっきよりも、もっちりとしていた。
すべての作業を丁寧に。チームでお米を感じながら。
大きなお釜にお米を移して火をつける。
みんなが感じたお米たちが一緒になり、
炊けるのを待つ。
こんなに丁寧にこれだけたくさんの人に触れられたお米って
どんな風に炊き上がるんだろう。おいしいに決まってる!と待つ時間。
つやつやと炊き上がったお米を、
自分の為にむすんだ。
静かに味わいきったおむすび。
1個で、すごく満たされた。
わたしの結んだおむすびが食べたいと言って、
結んでくれたおむすびを手から手へ受けっとたとき。
心はちょっとこそばゆく、その気持ちが嬉しかった。
おむすびが光っていた!
小さな丸いおむすび愛おしかった!
わたしも、結ぶ相手を心に思い浮かべながら、優しく優しく結んだ。
それで一緒に食べた。
言葉は少なく、みんなで味わった。
なんとも言えない幸福感。
小さな3個のおむすびを食べて、
わたしはものすごく満たされた。
おなかも満たされた。
この日も岡本 麻友子 さんからの言葉を書き留めた。
自分の為に過ごす時間。内なる自分を感じる。
自分を大事にする大人の姿を見たこどもは、自分の事を大事に出来る。
この2日間で味わった、自分の為にすごした時間。幸福感。
この感覚を忘れずにいよう。
自分とつながるってこういう事だったのかなあ。
(年中児保護者 こめちゃん)
はじめてのフォーラム。
私は次男(9ヶ月)と親子組プログラムへ参加をしました。
その日はじめて出会う方もたくさんいる中で
自己紹介のあとのチェックイン。
自分の今の身体と心はどんな状態か?
意識をむけて話をする。
森のようちえんウィズ・ナチュラの親子組でも大事にしている時間。
一人一人を知れて近く感じる。
それがあって場の緊張がとけた感じがしました。
自分に矢印を向けて話す、開くと
こんなに人と近くになれるのかぁと体感しました。
2日間とも曽爾高原をお散歩。
お散歩の後はシートに寝転んだり、
絵本を読んだり‥。
親子で心と身体が整う体操をしたりしました。
ずり這いしている次男の目線、
世界に入っていって
かかわる時間が嬉しかった。
2歳の男の子にタンポポをもらい、
口に入れてみようとするけど
パクッとはいかない。
そっと唇に触れさせる。
もう一度唇でタンポポに触れる。
離してタンポポを見て、目を丸くしている
えーなに感じたんやろう‥
いつもこんなにひとつひとつの仕草をじっくり見ていないよなぁ〜
一瞬一瞬感じているよなぁと思いました。
私達だけじゃなくて
周りにいるお母さん、お父さん、子ども達も
お散歩の後は、すごくリラックスしていました。
他の親子のやりとりや、表情を見たり
一人一人の振り返りを聞いたりしていて
嬉しくなりました。
子ども達が居てくれて
自分に矢印が向く
自分とも人とも繋がれる
同じ体験をするって大事
親子組プログラム
めちゃくちゃ良かった!
そう思いました。
長男(5歳)は、ようちえんプログラムへ。
2日目に、山の頂上まで登り切ったことを
「ぺってん(てっぺん)まで行った!!」と
何度も何度も話してくれました。
帰ってからは、すぐに曽爾の地で拾って持ち帰った藁を使って船を作っていました。
私から見えているところじゃない部分でたくさん体験して味わっていただろうと思います。
今回子ども2人を連れて、
1泊2日行けるのか⁈と
色んな言い訳が自分の中に出てきました。
でも子どもを言い訳にしたらあかんなと思って
たくさんの仲間に助けてもらいながら
過ごせたことも
私の中でとても大きく、
また自分の枠が広がりました。
(年中児保護者 さとちゃん)
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