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挑戦する3学期 我が家での挑戦

3学期は、今まで怖くてできなかったことに挑戦してみたり、乗り越えたりするチャンス!といったようなお話をスタッフさんから聞いた。実際ようちえんの保育では今まで使ったことがなかったトンカチやナタを操れるようになって自信をつける子や、恐ろしい鬼と対峙して自分の中の鬼を見つめる体験をし、カラっと一皮剥けたような清々しさを見せる子がいる。

 

私自身は「今年は好きなことやるぞー」と思いスタートした。今までもそうやって生きてきたのだが、それをさらに意識していこうと思った。そのために、子どものことももっと信頼して彼のやってみようを応援したいし、自由にやらせてみようという気持ちでいたので、ふむふむなるほどとスタッフさんの話が私の脳に留まった。我が子K(年少)は元々料理が好きだが、2学期の野外調理中に指を包丁で切った後、包丁から遠ざかっていたのをまた促してやらせてみる。今まで無理だろと思ってやらせていなかったお米を量って、洗って、といで、水を流して、という作業を任せてみる。これがまた器用にうまいことやる。お風呂の栓もしてもらい、ああ、役に立つなあと思っていると、あれもやりたいこれもやりたいと段々いろんなことに手を出し始めた。揚げ物もやりたい、味噌汁もよそいたい、パンケークも自分で焼くとなると、危ないし汚れるし時間かかるし、、、とどうしても顔が曇ってしまうことが多々あるのだが、こうやっていろんなことに挑戦してみたいと思えるのはいいことだし、できたときの喜びや失敗した時の残念な気持ちも全て、こちらが教えることのできない本当に大切は体験なんだろう。そして彼が作った料理はハズレなく美味しい。

 

Kが家の中で荒れているときがある。疲れ、嫉妬、甘えなど要因は色々あるのだが、もっとできるのに任してもらえないという苛立ちもあるように思う。見てよ、僕できるんだよ!と心で叫んでいる。

先日は飲みかけの紙パックジュースを外出の際に持っていきたいと言った。今までだったら言語道断でダメなのだが、どうやったら溢れないで飲みかけのジュースを外に持ち出せるかという点について一緒に考えて実行してみた。そうしたら彼も私も納得してハッピーに実行でき、対話って面倒なものでなく、お互い気持ちの良いものなのかも知れないと思った。私の場合はとても初歩的なことだが、家の中で彼のやりたいを気分よくやらせてあげられる余裕を持ちたいものだ。

 

こう書いていて気付いてしまった。

つまり、3学期は、「私にとっての」挑戦する学期でもあるようだ。

 

年少児 保護者Nancy


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コメント: 1
  • #1

    まゆころ (火曜日, 15 2月 2022 10:04)

    対話って気持ちいいよね。子どもたちはそれをよく知ってる。

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